onlykaigoのブログ

自律回復を目指す介護

実際に見えないものが見える

大きな犬が吠えている!うあっ。こっちに飛びかかろうとしてる!現実にはないものが見える(幻視)は認知症の中でも神経細胞にレビー小体型という特殊な物質が沈着して起こる。脳の後頭葉にある視覚野が傷害され、何もなくても見えると認識しまいます。レビー小体型認知症は認知症患者の約20%を占めていて、パーキンソン病のような手足の震え、歩行障害、うつ病のような症状があります。レビー小体型認知症による幻視は立体的でリアル。幻聴がともなうこともある。

レビ小体型認知症は、アルツハイマー型認知度、パーキンソン病うつ病などと誤診されることが多々あります。治療に効果が感じられる場合、医師に相談しましょう。

パーキンソン病のような症状がでるとつまずきやすくなり転倒にも要注意。幻視は周りの人には見えなくても本人には極めてリアル。本人に混乱がなく家族にも影響が無さそうな場合、そうだね、いるね、と話を合わせながら話題を変えると良いでしょう。


         クリス ジョウ